さて、昔話の続き。
奄美大島には、山羊島トンネルというものがあります。
車通りも多いので、碑にこんなこと書かれてるなんて知らなかったんですよ。
前に私の母がこの辺りの事故で親戚が亡くなった話をしてくれたんです。
オカン「山羊島の親子のカエルあるやん?ちょうどあそこな、親戚が亡くなってん。車の事故で。でな、交通事故がたくさんある場所やからあのカエル建てた思うねん。」
予想は当たっていて、といいますか、これは有名な話だったと思うのです。
そこは灯台もと暗し、と言いましょうか…
碑を読んでみると、やはり、ここの辺りは事故が多かったらしい。
この「ビッキャ石」に一礼して通ると難がないと言われていて、 交通安全の守り神のようなものになっていました。
見渡す限り、交通事故を起こすような道には見えませんが、不思議なのは馬車の時代から事故が多かったようです。
ケンムンが酒に酔った人間をからかうという話もありますし、どうなんでしょうか。
ビッキャ石は昭和45年の地震で残念ながら今はないのですが、その代わりなのでしょうか、現在は親子のカエルのモニュメントが存在しています。