年に数回、気が向くと訪れる田中一村終焉の家。
ここが終焉の家。
小道を進んでいきます。
途中に「上方地区コミュニティー消防センター」があったり。ほんと、人がいない。
近くに川もありました。
ちょっと坂になってる。
到着。庭があるんですね。
そしてぽつんと。終焉の家が。
表通りとは打って変わって静けさが漂う中、田中一村はここで孤独と情熱であの絵を描き続けたんだと思うとなんとも感慨深い。
ガジュマルの樹が印象的でした。
おや?
あそこに碑がありますね。
これまでの経緯などが書かれていました。
今まで住んできた場所も人間関係も捨てて50歳で奄美に移住って凄くないですか?
彼が孤独と引き換えに描いた世界は「見せるために書くのではなく、自分の良心を納得させるために描く。」
いつしか読んだ小説の一部に出てくる登場人物に帰りたいけど帰る場所を失った人、もしくは自ら強制的に孤独になる人がいて、孤独を生き抜いてる人たちがいる。そういう人はひとりで生きていくことの凄さを知っている。
最初に絵を見た時、鳥肌が立って涙が止まらなかったんですよね。
孤独の先にある圧倒的な世界に眼で触れられて私は嬉しかった。