清水玲子:浦沢直樹の「漫勉」を観て。

昔読んだ漫画を読み返す行為をやってしまっています。しまっていますというか

コレやるとほんと、止まらくなるわ、買い直すからお金かかるわで大変なんですけどね。

 

小学校に高学年で読んでいた漫画って結構あるんです。

漫画しか読んでなかったし。いや、コバルト文庫も読んでたか。それとティーンズハートも読んでたか。

 

清水玲子さんって漫画家が大好きでして、そういえば画集持ってたなーって。

そして3月に浦沢直樹さんの漫勉、清水玲子さんの回があったんですね。

 

 

浦沢さんは清水さんと同期でデビューが一緒で83年なんですね。

初めて知りました。

 

浦沢:「女性の場合、そこぶっちゃけるの?っていう感じの。躊躇なく(重いテーマを)ぶっ込んでいく感じがある」

 

清水:女性の方が「生命」とかそういうものに対して近いところにいるから、ドーンって描けるのかもしれない。」

 

 作品にはSF短編が多い。また、スターシステムを用い、同一のキャラクターを複数の作品に登場させている。

グロテスクな描写や人肉食、同性愛、クローン人間、近親愛、猟奇殺人といった禁忌をテーマにした作品が多い。作中、性的に際どい描写も多いが具体的に描いたことはなく、それを示唆する程度に留めている。

特に人肉食の要素が作品に織り込まれる事が多く、それについて「みんながハッピーエンドになるなんて嘘くさい。生き物は生き物を食べて生きるし、生きること、成長することには『犠牲』が伴うという感覚がある。(22XXについて)だから『人が人を食べる』ということにも他の人ほど抵抗がないのかもしれない。むしろ犠牲を引き継いで生命を繋げていくという感覚の方が強い。親は子のこやしであり、礎になっていくもの」と述べている。 Wikipedia 

 

とにかく絵を描くことが好きで、映像を拝見していても、描きたい欲望がにじみ出ているんですよね。繊細な線、端正でなめらかな描写。

 

そして、あえてタブーを描き、少女漫画界の可能性を追求した作品が多い中、タブーの先にはもっともっと深い「何か」があるんじゃないのか、清水玲子さんの取り上げるテーマには考えさせられるんですよね。