全然買ってないほうですが、奄美関係の書籍を集めています。
感想を書こうと思っていたのに。あー、すっかり忘れていた。
この本はいつ購入したっけ?それもすっかり忘れている。
一番上の娘の読み聞かせで使うネタを、ネットで奄美大島の怖い話を検索していたことがありました。そこで見つけた湯湾岳に現れた姉妹の幽霊のお話し。
探してみたらありました。見つけたブログがこちら↓
旅空―屋久島・奄美・加計呂麻島|のんトラベル —— ”地球に恋する”旅女、世界をゆく! -3ページ目
旅空―屋久島・奄美・加計呂麻島|のんトラベル —— ”地球に恋する”旅女、世界をゆく! -2ページ目
旅空―屋久島・奄美・加計呂麻島|のんトラベル —— ”地球に恋する”旅女、世界をゆく!
幽霊が臭い?・・・・らしい。
ホントかよ。って心の中では突っ込んでいましたが。
ま、霊の話は置いておいてですね、このブログがきっかけで山川さんの本を知りました。
地球上半分以上が一神教で、同じ神を崇拝しているにも関わらず、まー仲が悪い。それはみんなもわかっている。
「愛を持って地球を抱きしめる。
憎しみを超え相手を許す。」
それが宗教の目的のはずなのに実際には殺し合いをやめることができない。それが世界史が物語る現実だ。
もともとは、宗教ってのは多神教だったのね、その中で日本もだけど島尾道雄さんの「ヤポネシア」にはそれが色濃く残っている。
「縄文文化が長く残った奄美群島や沖縄、北は東北の方にまで、ヤポネシアはつづいているんだ」ということに、ある時ぼくは感動を覚えたんだよね。そんなヤポネシアにいる神々こそがぼくらの神なんだ。
そして神を探す旅に出た山川さん達。
本の内容は南の島々を旅することからヘミシンクやフォーカスと聞き慣れないワードが出てくる。スピリチュアに疎い私にはチンプンカンプン。
山川さんいわく、ユタ神様ってのはヘミシンクを聴かなくても平気でフォーカス35(目に見えない世界?)までいけるとかなんとか。
目に見えない「何か」ってあると思う。特に奄美にいると不思議な話がたくさん聞けたりする。うちのおばーちゃんは山林に入って神様とすれ違ったせいで全身に発疹が。海で人魚と遭った話、賀屋の池で髪を洗い流していた金色の神様の話。人が亡くなった家に訪れる夜に入ってくるという不気味な容姿の鳥。数えるとキリがない。
奄美大島は目に見えない「何か」の塊だ。
とにかく山にしろ海にしろ神様が多いのだ。
よく「島に呼ばれた」という人がいるがそれも不思議な感覚のひとつ。
親は本土にいるが私はここに居るのが当たり前だと思っていた。
なんで親が本土なのにわざわざ奄美に居るの?って聞かれることがありますが説明がつかないんですよね。
たとえ奄美を離れてもまるで磁石のように吸い寄せられてしまうのですから。
この本でそんなヤポネシアに宿るアニミズムを感じてみて下さい。